2007年01月19日
ますます熱い2007年の「和」
昨日ふらりと広尾を歩いていたら、ショーウィンドーにレトロな美を発見。中に入ると目のぱっちりした美人デザインがあふれている。きゅんと懐かしくなった。というのも、ほんの小さな頃、この画家のひまわりを書いたハンカチを叔母にもらい、大切にしていたことが一瞬にして蘇ったからだ。
彼の名は中原淳一(1913-1983)。イラストレーター、人形作家、ファッションデザイナー、プロデューサー、へアメイクアーティスト、スタイリスト、インテリアデザイナーなどで先駆的な才能を発揮した人物であり、『それいゆ』(昭和21年)、『ひまわり』(昭和22年)など雑誌を創刊し、その夢と希望あふれる挿絵は一世を風靡した。そのお店は彼の息子さんにより”中原淳一”ワールドを具現化。とにかく、レトロかわいい♪
そこで手にとった一冊(写真)に大興奮。今と通ずる意見、かわいいイラスト、きものへの正確な知識とコツ満載。『きもの読本』(平凡社、2005年)は昭和31年から45年ほどの間に彼が書いたきものに関するエッセイや技法などを編集したものなのだか、その内容はまさにわたくしが”ふだんきもの”を普及させたいと願っていること、そして着つけ指導などで何度もお伝えしていることがデジャビュのように書かれてる。わたくしは80歳を過ぎた師匠から伝授された江戸好みのコーディネイトやきもの美哲学に共感し、それを多忙な現代人に経済的負担も軽く、そして洋服の中にあっても自然にセンスよく光るきものコーディネイトへと工夫してお伝えしている。その師匠よりもさらに10年ほど年長の中原淳一氏も、50年前すでに生活からきものが消えゆくことを憂えていたのである。
「どこの国を見ても自分の国の服装をもたない国はありません。和服を生み出した当時とはがらりと生活が変わってしまったのだから、洋服を着ることになったのは当然としても、私達が自分の国の服装をすっかり捨ててしまうのは悲しいことです。きものは日本人のために、いろいろな条件に合わせて、長い間ためして、日本人が美しくみえるように出来上がったものなのだから、やっぱり日本人は、きものを着るべきだなとつくづく思うのです」(中原淳一『きもの読本』より引用)
さぁ、みなさん2007年のトレンドは「ゴージャス和」!(NHK「わくわくラジオ」東京トレンド予報年末スペシャル版より)。まずは、スーツを一着買う予算で、上から下までふだんきものなら揃えられます。ご一緒に楽しんでみませんか?
きっと新しい風景がひろがります。
投稿者 Kazumi : 18:47 | コメント (1) | トラックバック (0)
コメント
早速、『きもの読本』注文しました。楽しみです!
投稿者 ゆるり : 2007年01月21日 12:52
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