2007年03月05日
経営者の方々へのきもの講演
六本木ヒルズ内にあるグランドハイアット東京のロビーに足を踏み入れる。そこには都会の喧騒から離れたひんやりとした上質な落ち着きの雰囲気がある。スタッフの笑顔がある高級ホテルのクールさは気持ちを平らかにしてくれる。
お招きを頂いた東京六本木ロータリークラブの例会はそのホテル2Fで開催。出席者は50名弱、そのうち女性が10%ほどを占める。素晴らしいランチの後、ゲスト・スピーカーとして「きものの魅力・魔力・威力」について30分ほどお話しをさせて頂く。
きもの講演の場合、出席者に興味をもっていただけるよう様々なアプローチで「きものが生み出す感動」のお伝えする。ひとりでも多くの方に「きものがどれほど日本人に似合うか」、「ふだんきものは価格も敷居も高くない」、「実は合理的で簡単に着られる」ということを理解してもらい、そこから「わたしも着られる?着てみたい!」というきものDNAスイッチが入るようなお話ができればと心懸けている。
ある方が「自分で言うのもなんですが、僕はきものが似合うんです。でも、雪駄や草履だと歩きづらくて。きものに靴でもOKというスタイルを考案したら、随分はやるとおもうんですが」とおっしゃった。確かに、靴がつま先を地面に下ろす動きとは違って、草履、雪駄は足先を蹴るイメージで歩くとサクサクと歩ける。特に男性が初めて雪駄をはいた場合には、つんのめってしまうか、雪駄が脱げてしまうかというスタイルが多い。きものを着始めて数ヶ月経た折に「きものの体になったね」と言われたものだが、和装と洋装とでは身体性と所作が異なるので慣れない場合には履物ひとつにも居心地の悪さを感じるかもしれない。そういえば久々にパンプスをはいたが、大変に歩きづらかった。単にかかとが高いということだけではなく、ふだんの筋肉の動きと違うようで、翌日は筋肉痛。
しかし、そんな居心地の悪さも、新しい体験を生むプロセスと考えてみれば楽しい発見になるのではないだろうか。きもの市場(特に古着)が活性化する昨今、若い世代はもちろんのことだが、経営者の方々もリーダーシップ表現のひとつとしてきものを着ることを提案しています。というのも、日常と非日常を自在に表現できる人というのは、心の丈の深さを表現するリーダー像のひとつではないかと考えるからです。
「いろいろな場所で、出席者の10%がさりげなくきものを着ている」
そんな状況が普通になればどんなに日常生活がわくわくとすることか、そんなことを願いつつきょうもお話を終えました。
投稿者 Kazumi : 02:13 | コメント (0) | トラックバック (0)
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