2007年04月15日
鎌倉鶴岡八幡宮に遊ぶ
~4月15日流鏑馬(やぶさめ)神事を観る~
鎌倉時代に走る馬上から鏑矢(かぶらや)を射る流鏑馬は弓術の稽古、儀式として武士のたしなみであった。個人の騎馬戦術がすたれ、室町・安土桃山時代には一時廃れたが、江戸時代には徳川家により奨励され復活した。現代ではあちこちの神社で神事としてとりおこなわれている。
鎌倉の鶴岡八幡宮では文治3年(1187年)8月15日に源頼朝により催行されたのが始まりと言われ、毎年4月第3日曜日と9月16日に行われている(写真上段左)。
13時開始の数時間前から、境内は場所とりで多くの人々が集まり2町(220m程度)の長さの馬場をはさんで身動きがとれないほどの状態。
しかし、「現在、拝殿で神事がおこなわれています。もうしばらくお待ち下さい」というアナウンスに、人々も静かに待っている。お祭りさわぎの喧騒がないのが心地よい。
30分ほど待っていると鎌倉時代の武士の狩装束(あげ装束)に身をつつんだ射手が登場(写真上段右)。どの馬も毛並みがつやつやと立派である。中でも、栗毛が光に輝く馬の額には菱型の白い印がくっきりと美しい。
家紋の旗をささげもつ先だち、的をしずしずと運ぶ人など、色とりどりの装束に包まれた姿は一幅の屏風絵をみる様である。
中でも一段と目をひくのは、高齢の方の武士姿。馬上で背筋はピンとのび、長い弓をひき矢を天にむけている姿は風格を極める。
若い人々の装束姿との違いを観察すると、年配の方々はやはり姿勢がよい。装束を着こなしている。
やはり、きもの同様背筋をのばし「成りきった、慣れきった」が美しい姿への道なのかもしれない。
帰路、参道を歩くと鎌倉彫の店先に面白い下駄を発見。
いずれも鎌倉彫であるが(写真下段)、右は大きな男下駄(45000円)、左は丸下駄に印伝とんぼ柄の鼻緒がついている(26000円程度)。力強い鎌倉彫の台では、歩くと痛そう。
800年以上前にタイムスリップ!のひととき。
鎌倉は小京都といわれるながらも、きもの姿をほとんどみかけなかったのは残念である。次回は、多くの人ときもの姿で行きたいものである。
投稿者 Kazumi : 19:04 | コメント (0) | トラックバック (0)
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