2006年12月11日
『孤独力~人間を成熟させる「ひとりの時間」』本日重版♪
~ご迷惑をおかけしておりました~
最近、『孤独力』が手に入らないのですが・・・というお話を頂くことが講演会などでもしばしばありました。ついに私自身も手にはいらなくなり、出版社に問い合わせたところ「在庫がありません」と。
「えっ!」
オンライン書店をみてみると、プレミアがついて8,000円などというのもあります。この価格を知った時には、「えっ、定価1500円が8000円!」
でも、考えてみれば『孤独力』は骨董品ではないのです、一人でも多くの目にふれ、読んで頂き、誰かがどこかで共感してくださることが著者最大の願い。世に送りしたわが子が多くの考えや意見にもまれることが冥利であり、決して床の間に飾られることではありません。
2001年11月に『もう、「ひとり」は怖くない』(祥伝社)にてソリテュード(積極的孤独)という概念と生き方を提案して以来、”ひとりの時間”が心を癒すキーワードとして着実に浸透してきました。雑誌、新聞などメディアの取材も数多く頂き、この段階では「ひとりで居る」ことに対して「罪悪感を持つ必要はない、むしろ自分らしさを取り戻すには必要なプロセスなのです」ということにポイントをあてて応えてきました。その後の『孤独力』(講談社)では、さらにその考えを学術的説明をいれながら、ソリテュードの効用と昇華を中心に説明してきました。
研究成果を発表して以来5年間の活動の中で「孤独」という言葉は日を重ねるにつれ、人々の心にある光と影の両方を強く捉えているキーワードとして、誰もが一度は考えてみたいものへ確実に変化してきました。
「ひとりでいる」ことから湧き上る悲しみや寂しい(ロンリネス)という感情、あるいは、明るさや深い喜びという感情(ソリテュード)。これら二面性をもった「孤独力」についてさらに深く、さらに具体的に書いていくことが2007年早々の課題です。
もちろんTV、ラジオ等の取材、講演で語る活動も役目であると考えています。なぜならば、多くの人が直感的に知っている「ひとりの時間が自分を癒す」という状態にソリテュードという名前を与え、その心のメカニズムを説明することにより、人は「自分だけの気休めの考え方ではない」「自分が弱いのではない」と知ることができるからです。それは今を生ききる中で閉塞感や、迷いが生じた自分自身をやさしく包み込む考え方になるのではないでしょうか。
どうぞ、これを機にお近くの図書館でも『孤独力』をリクエストして頂ければ幸いです。
投稿者 Kazumi : 15:53 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年12月11日
NHKラジオ「わくわくラジオ」にてソリテュード・インタビュー
~1時間以上のわくわく生放送~
11月下旬のある日、一通のメールが届きました。
「9月25日(月)朝日新聞のソリテュード(積極的孤独)取材記事を拝見しました。わたくしの番組に出演頂けないでしょうか」
それはNHKのチーフ・アナウンサー村上信夫さんからのものでした。その後のお電話では「わくわくラジオ」をすでに6年以上ご担当の方で、「孤独」というキーワードの明るい側面はリスナーの方の興味をかきたてるものになると確信したというものでした。直感的にわたくしの理論を洞察して頂いているご様子に、出演を快諾させていただきました。
その後も本番までの短い日程でソリテュード本や資料を熟読なさり、また私自身への事前インタビューもお目にかかった当初よりソフトな語り口ではありながらも、鋭い視点での深い質問にこちらもいろいろと考えさせられる良い機会となり「さすが!」でした。
12月11(月)朝8時30~11:30放送「わくわくラジオ」でのゲスト出演は9時25分頃より1時間程度と伺っていました。ラジオは以前にも出演したことはありましたが、私自身の辛かった体験を語るということは初めてのことです。
村上さんは自称「人たらし」。「毎日のゲストにはスタジオにある”村上湯”にゆったりとつかって頂くつもりでお話をきいています」というだけあり、さすがに巧みに心を開かせ、気づいた頃には、「あれも話たい、これだけは伝えたい。」という当初の頭の中のシナリオもどこへやら、”村上湯”にゆったりとつかり、心に湧き出る思いを喋っていました。しばらくするとリスナーからゲストへのFAX、e・ma-ilを募集します。
「何の反応もなかったら・・・」
という危惧はまったくの杞憂におわりました。
時をおうごとに反響は大きく、100通を超え・・・さらに・・・
驚いたことに、わたくしは講演会などとの時に比べるとむしろ言葉足らず感があったにもかかわらず、リスナーの方々はそれぞれの人生の中で「孤独の素晴らしさ」が琴線に触れたときの体験をきちんと伝えてくださっていることなのです。20才代の学生の方から70才代の方まで、どの一通もにも個性があふれユニークな内容にはこちらが頭が下がると同時に、感動を覚えました。
結局、11時を過ぎてもご一緒にリスナーの方々のお便りに感想を伝えさせていただいていました。
みなさんの内容は重みがありながら軽やかで、わたくしの感想は「素敵!」の一語でした。
当日はソリテュードの源があったらこそ生まれたKimono Lifeということできもので参りました(写真)が、着物で出演しているという村上アナウンサーの説明から「きものを縁側で縫っているときの一人の時間のすばらしさ」ということに思いを馳せてくださった方もいらっしゃいました。
日常生活でラジオを聴く機会はほとんどありませんが、きょうの経験で言葉のもつ力、言葉から育まれる想像力の偉大さということに深く思いを至らされました。
投稿者 Kazumi : 14:59 | コメント (1) | トラックバック (0)
